ヤマダ会計NEWS 8月号(H21.8;第82号)

    Index:

【今月のトピック】

(1)チームを目指せ!

(2)現在の実効税率は?

(3)ホウレンソウでパワーアップ!!

(4)暮らしに役立つ!? 税金“ワン”ポイント

チームを目指せ!

先月7月3日、当ヤマダ会計は浜松商工会議所において経営計画発表会を開催しました。全社員が参加し、「今年度の方針と目標」が明確にされ、そのゴールに向けての1年が始まりました。

また同日、創立40周年を記念してセミナーを実施し、コンサルタントの㈲キャリア・アップ 須山社長より「会社内のコミュニケーション」について講義を受けました。「コミュニケーション」と一言で言っても幅広い意味がありますが、今回は社風改善に必要な「コミュニケーション」です。

“全社員が一丸となって1つの目標にチャレンジしていく”活気ある社風を築く為に、社員一人ひとりが協力連携しあうことの大切さを再認識いたしました。上司と部下、同僚、部門同士が一つの目標に向かって気持ちを合わせられなければ、組織は単なる個々の集まりの「グループ」でしかなく、『“1+2+3+4+5=15”の戦力』です。これが、お互いに連携し合って「チーム」になった時、『“1×2×3×4×5=120”の戦力』になるという相乗効果が生まれます。

組織を単なる「グループ」ではなく「チーム」にしていく為には、まずは誰もが分かる明確な方針と目標を作り、そして目標に向けて協力連携しあう体制を作ることが大事なのです。

(代表 山田 義之)

現在の実効税率は?

既報の通り、平成21年度の税制改正で、中小企業の法人税の軽減税率が引き下げられています。

具体的には、平成21年4月1日から平成23年3月31日までの間に終了する各事業年度に係る所得金額のうち、年800万円以下の金額に対する税率が、現行の22%から18%に引き下げられています。そこで、今回は実効税率ベースでどのくらい引き下げになっているのかご紹介します。

まず、実効税率とは、法人の所得に課税される法人税、法人住民税(県民税・市民税)、法人事業税の実質的な税負担率のことを言い、具体的には「実効税率={法人税率+(法人税率×法人住民税率)+法人事業税率}÷(1+法人事業税率)」という算式により求めます。

改正前の実効税率では、年400万円以下の所得では29.34%、年400万円超800万円以下では30.85%でした。

これに対し、改正後の実効税率では、年400万円以下の所得では24.87%、年400万円超800万円以下では26.48%となっています。

以前は、法人税はとても税率が高いというイメージがありましたが、中小企業の場合、特に年800万円以下の所得については、税率がかなり軽減されています。例えば、個人で負担しなければならない所得税と住民税の税率で比較してみますと、あまり大差はないことが確認できるかと思います。この点を踏まえ、今一度タックスプランニングを考えてみてはいかがでしょうか。

※平成20年10月1日開始事業年度より、地方法人特別税が創設され、法人事業税の税率が改正されています。そのため、計算式が異なりますが、実質的な税負担は変更がありません。 ※ここでいう中小企業とは、資本金が1億円以下の普通法人若しくは一般社団法人等及び人格のない社団等を言います。

(チーフリーダー 神谷 貴人)

ホウレンソウでパワーアップ!!

ポパイのパワーアップに必要な『ほうれん草』ですが、強い会社組織を作るためにも『報・連・相(ほうれんそう)』が不可欠です。『報・連・相の徹底 → 情報の共有化 → チームワークUP → 組織力UP』ということです。そこで、報・連・相について簡単にまとめてみました。

まず、報・連・相の始めの「報告」についてです。報告は思い立ったらするものではなく、『絶対行わなくてはならない』仕事をしていく上での義務といえます。クレームなどの悪い報告ほど早くすることが鉄則です。
☆ポイント : 1)正直に、2)要点をまとめて、3)こまめに

続いて「連絡」ですが、“これを伝えてあげれば仕事が上手くいくだろう”というプラスアルファの考慮といえます。連絡をまめに行うことで、より多くの情報を共有化できます。
☆ポイント : 1)早く、2)正確に

最後に「相談」です。相談の最大の効果は、自分の能力以上の仕事をすることが可能になるということです。相談により個人では解決できなかった問題を解決することができるようになり、この問題解決の体験の積み重ねが個々人の成長にもつながります。
☆ポイント : 1)分かりやすく、2)相談内容を明確に、3)自分の考えを持つ

報・連・相は、日常業務で当然に行うべきことではありますが、忙しさから疎かになりがちです。時折、上記のポイントを思い出し、社内での実践度合いを確認していきましょう。

(横山 知幸)

暮らしに役立つ!? 税金“ワン”ポイント

「Q:たばこって、税金いくらかかってんの?」

「A:なんと価格の6割強が、税金です!」

たばこの価格には、実は4種類もの税金が含まれています。4種類の内訳は、一般的な“消費税”のほか、“国たばこ税”、“地方たばこ税”、“たばこ特別税”となっています。 JTによると、1箱300円の商品であれば、含まれているこの4種類の税金の合計は、なんと189.17円!率にして63.1%にものぼるそうです。最も税負担率の重い商品の一つと言われています。(189.17円の内訳・・・国たばこ税:71.04円、地方たばこ税:87.44円、たばこ特別税:16.40円、消費税:14.29円)

そんなたばこを購入する愛煙家は、『優良納税者』であるにも関わらず、昨今の健康志向からの禁煙者の増加や、喫煙スペースの減少などで肩身のせまい思いをしているのが現状です。今までも、がんがん増税されてきましたが、これでも諸外国よりは税金が安いので、「一箱1,000円にすればいい!」なんて議論もあるくらいです。たばこが嫌いな方も、マナーをわきまえてたばこを吸っている愛煙家の方には、「税金たくさん払ってくれてるしなぁ。」と暖かい視線を向けてあげてください。たばこを購入する際、「俺は今日200円も税金払ったぜ。」なんていちいち考えていないとは思いますが・・・。

(リーダー 土本 佳奈)

無料で相談を承ります。お客様に応じた適切な支援プランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。お電話によるお問い合わせは電話番号053-448-5505まで。お問い合わせフォームはこちら
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