[第3回] 経営計画と事業計画

「経営計画」と「事業計画」の違いとは

「策定」と「作成」はどう違うのか

「経営計画」は「策定」するともいい、「作成」するともいいますが、「事業計画」は「策定」とは言わずに「作成」を一般的に使います 。

さて、この違いはなんでしょう。一般的には、「経営計画」とは、企業のあるべき姿と現在の企業の姿のギャップを埋めるため、数値目標と戦略目標を明示したものをさします。

経営計画には、長期・中期・短期の順番で計画を作成しますが、一番多く作られるのは、3~5年の中期経営計画です。 また、経営計画は、事業構想を論理的・客観的に系統立て、将来の損益等の数値が達成可能な具体的アクションプラン(行動計画)をまとめ、どのようにしてその計画を実現していくのかを具体化させていきます。 そして、実は、この経営計画は、事業計画とも呼ばれているのです。

ワイビーエム経営研究所の理解としては、一般的には区分なく使われている「経営計画」「事業計画」ですが、意図的に区分して使っていきたいと思っています。

経営計画とは会社のあるべき姿

概念を整理しましょう

「経営計画」とは、全社的、長期的、戦略的視点をもつものとして、 「会社のあるべき姿」を見据える計画であると理解します。 一方、「事業」計画とは、その経営計画の目標を達成するための、 部門的、短期的、戦術的視点をもつものとし、「会社のあるべき姿」に到達するまでの具体的な実行計画であると理解します。

したがって、上位概念から並べますと「経営計画」→「事業計画」→「部門別行動計画」ということになるでしょうか。

経営計画は策定し、書面等に作成していきますが、策定された経営計画に基づいて、実行可能な事業の計画を作成します。そして、個別社員の行動計画へと落とし込んでいくのです。 言葉遊びにしかならないかもしれませんが、その中から経営計画に対する構造的な理解が得られるのです 。

 

 

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