[第5回] SWOT分析、現状を把握する

SWOT分析は、経営計画を策定する入り口として、特に中小企業の皆さまにおススメしている作業です。
それはなぜかと言いますと、自社の置かれている現状を客観的に把握するため」です。

SWOT分析とは

企業が経営戦略や経営計画を策定するためには、自社の立ち位置、置かれている環境を知る必要があります。
そのため、自社の経営資源と経営を取り巻く環境の分析が不可欠となります。

SWOT分析はその両者を統合的に行う手法なのです。

SWOTとは、企業の強みStrength)、弱みWeakness)、機会Opportunity)、脅威Threat)のことで、それぞれの頭文字をとってSWOT(スウォット)といいます。
強み(S)と弱み(W)は内部環境分析、機会(O)と脅威(T)は外部環境分析と言われます。下記の図で整理してみましょう。

項目ごとに整理してみると、下記のとおりです。

強み

目標達成に役立つ自社の「強み」
商品力、マーケティング力 、販売力、ブランド力、評判、技術力、生産能力、研究開発力、資金力、立地、人材、組織力、価格、物流網

弱み 目標達成に不利となる自社の「弱み」(「強み」の反対が「弱み」となります。)
「弱み」に挙げる要素の対象は「強み」と同じです。
機会 目標達成に役立つ、自社にとって「機会」「チャンス」となる要素(マクロ環境)
・社会→価値観、ライフスタイル、人口動向、自然環境などの変化動向
・国際→国際情勢の変化動向
・経済→景気、金利、為替などの変化動向
・産業→産業構造や好不況産業の変化動向など
・イノベーション→技術革新の動向など
・企業経営→経営者の意識や企業マインドの変化動向など(ミクロ環境)
・市場→市場規模、成長性の変化動向、商品価格の変化動向、規制緩和の動向など
・顧客→ユーザニーズの変化動向など
・競争相手→競争相手の戦略、行動、財務状況等の変化動向、新規参入や撤退の動向など
脅威

目標達成に不利となる自社にとって「脅威」となる要素(「脅威」は「機会」の反対)
「脅威」に挙げる要素の対象は「機会」と同じです。

SWOT分析の方法

SWOT分析の流れ
ステップ1
4つの項目について「自社はどうなのか?」を整理する
ステップ2
整理した自社の「強み」「弱み」、自社を取り巻く環境の「機会」「脅威」の4つを組み合わせて分析する。
ステップ3
自社が将来、どのような方向に進むかの明確なビジョンを策定します。これが3年後に目指すべき自社の「経営ビジョン」となります。

SWOT分析を活用することで

お客様に、SWOT分析を行っていただいた直後には「特に変わったことはなかった」とか「普段から従業員に言っていることしかない」とか、「いつものこと」「当たり前のこと」という感想をお聞きすることが多いです。
しかし、実際にこうやって自社の現状を紙に書き出して整理する第3者から意見や感想をもらうという機会はなかなかないと思います。だからこそ、自社の置かれている現状を客観的に把握し、整理できるのです。

また、SWOT分析は、「自社の強みで、取り込める事業機会は何か、また、脅威を回避する戦略は何か。一方、自社の弱みで事業機会を取りこぼさないための対策は何か、ということを考え、整理し、情報を関係者で共有していく」ことに意味があります。

さらにお薦めしたいことは、経営者や幹部だけが行うのではなく、従業員全員にやってもらうことです。日頃から自社をどう見ているのか、必ずや新たな発見がありますよ!!

SWOT分析はビジネスツールとしては古いものですが、自社を客観的に分析するツールとして、今日でも私たちにたくさんの示唆を与えてくれます。

ヤマダ会計の「経営計画・事業計画策定支援」においても、支援メニューに『経営戦略』が含まれていれば、「STEP1:現状分析」といたしましてSWOT分析を行っています。
お客様に頭の中を整理していただくだめだけでなく、私たち、ヤマダ会計が第3者として客観的に意見を述べ、また専門家として、SWOT分析の結果の整理や課題の抽出等の支援を行います。

自社の置かれている現状を客観的に把握し、整理してみませんか?

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