ヤマダ会計NEWS 1月号(H22.1;第87号)

    Index:

【今月のトピック】

(1)<「新」年の抱負>

(2)ふぅ~、っと一息 たばこ税の検証

(3)大幅減税!住宅ローン控除

<「新」年の抱負>

昨年の世相を表す漢字は「新」が選ばれました。

これは日本漢字能力検定協会が1995年から公募の方法で行ってきましたが、昨年は協会と前理事長との不正取引事件があったこともあり存続が危ぶまれていました。しかし協会の体制も一新、運営も改善されたとして例年通り発表することが出来ました。協会としても「新」たな一年となったわけです。

過去最多の応募があったそうですが、「新」が選ばれた理由として、さまざまな「新しいこと」に期待し、不安になり、希望を抱いた一年であった、ということです。例えば、日米の新政権誕生、裁判員制度や高速道路割引など新しい制度の開始、大リーグのイチローやゴルフの石川遼、水泳競技などの新記録ラッシュ、新型インフルエンザの流行と新薬の登場などです。予想通りと感じた方も多かったのではないでしょうか?

でも、決して「新」が昨年で終わったわけではありません。

新しい時代に期待するという未来への思いが選ばれたのだと思います。また、それは期待するだけで終わってはいけません。誰かに期待するということは、自分も期待されているということです。今年一年、自分こそが新しく変わらなくてはならないのだと戒めていきたいです。

(代表 山田義之)

ふぅ~、っと一息 たばこ税の検証

昨年末の税制改正で脚光を浴びた「たばこ税」。皆様の身近な所でも賛否の論が交錯した事だと思います。以前ワンポイントでもとりあげた「たばこ税」、実態はどうなっているのでしょう?

 ①どれだけ徴収されているのか?消費税の様に税率ではありません。千本単位で定められていて、国・地方税に分かれています。合算すると千本当たり8,774円(注1)。1本当りでは9円弱になります。

 ②どれだけ増税になるのか?税制改正大綱によれば、1本当り3.5円の増税(価格は1本当り5円程度の上昇)とのことです。決定までには、これ以上の大幅な増税を検討する報道もありましたが、たばこ税収は実に約2兆円規模(注2)。増税によりたばこの消費量が減れば、結局税収減になってしまうのではと慎重論が働いた模様です。(それでも、1箱約100円のアップは大きいですが・・・。)

③今後の動向は?今回は大幅増税が回避されました。が、将来の可能性としては未知です。ただ、日本のたばこ税は欧米に比べると明らかに低く、WHO(世界保健機構)では健康促進の観点も踏まえて、増税検討の余地有りと見ている様です(注3)。

健康促進の観点と産業の観点、いずれの立場に立っても一長一短がありそうです。前者は突き詰めると医療費の抑制にも繋がります。他方で、先述した通り税収の確保も重要な命題である事は否めません。今後の動向も気になる所ですが、こうした機会に私達の身近な税金について触れてみるのは如何でしょうか?

注1:千本当りの国・地方税額は、共に4,372円。また、地方税のうち1,074円が道府県たばこ税、3,298円が市町村たばこ税に該当。 注2:平成21年度予算地方財政計画額は、2兆795億円。注3:1箱(20本入)のたばこに欧米並みの税負担を課した場合、1箱の販売価格は600円となる。
※参考:注1・2は財務省HP、注3は「静岡新聞」社説

(大桒勝洋)

大幅減税!住宅ローン控除

確定申告の時期が迫ってきました。昨年、住宅をローンにて購入し入居した人で、一定の要件を満たした方は、最大控除可能金額が500万円(認定長期優良住宅は600万円)の控除が受けられるようになり、平成20年までの160万円に比べると大きな減税となっています。一定の要件及び控除の内容を簡単にまとめてみました。

≪適用要件≫

所得制限 ・・・ 合計所得が3000万円以下

床面積基準 ・・・ 床面積50㎡以上(上限なし)

居住要件 ・・・ 購入又は新築、増改築後6カ月以内に居住の用に供すること床面積の2分の1以上が自己の居住の用に供されること

借入金要件 ・・・ 10年以上のローンであること

その他 ・・・ 増改築の場合は工事費が100万円を超えるもの長期優良住宅認定通知書増改築をした場合にも一定の条件をクリアすれば住宅ローン控除の適用があります。特にバリアフリー改修工事や省エネ改修工事の場合などは適用期限が延長され、条件も緩和されていますので、対象となる方がいるのではないでしょうか?また、ローンを組まずに長期優良住宅の新築等やバリアフリー改修、省エネ改修の工事を行った場合には、住宅ローン減税とは別の税額控除も創設されています。

住宅に関する税制が大きく変わっていますので、対象になるかも!と思われた方などは当事務所担当者までお気軽にお声かけください。              

(チーフリーダー 玉澤一雄)

無料で相談を承ります。お客様に応じた適切な支援プランをご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。お電話によるお問い合わせは電話番号053-448-5505まで。お問い合わせフォームはこちら
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